フィリピンの基本情報
フィリピンの地理、気候、文化など、フィリピンの基本をご紹介。
フィリピンの正式名称
フィリピンは通称で、正式にはフィリピン共和国と言います。英語ではRepublic of the Philippines(リパブリック・オブ・ザ・フィリピーンズ)、フィリピン語ではRepublika ng Pilipinas(レプブリカ・ナン・ピリピーナス)です。漢字では比律賓と表記します。
略称は日本語でフィリピン、英語ではPhilippines、フィリピン語ではPilipinas、漢字では比になります。
16世紀中頃にスペイン人の征服者(コンキスタドール)が、ときのスペイン皇太子フェリペにちなみラス・イスラス・フィリピナス(ラス・フィリピナス諸島)と名付けたことに由来しています。
フィリピンの地理
フィリピンの国土は約30万平方キロメートル(日本の約8割程度)で、大小合わせて7109個の島々から成ります。大きくはルソン島、ヴィサヤス島、ミンダナオ島を中心とした3つの地域(Area:エリア)に区分され、さらに17の地方(Region:リージョン)に細分されています。それぞれの地方には合わせて81の州(Province:プロヴィンス)があり、州には市(City:シティ)と町(Municipality:ミュニシパリティー)が存在します。さらに、市と町はバランガイ(Barangay/村に相当する最小自治単位)によって構成されています。なお、一部の市は高度都市化市や独立市という州には属さない行政単位になっており、イスラム教徒ミンダナオ自治地域には自治区政府が存在します。
首都はマニラ首都圏(メトロ・マニラ)のマニラです。
フィリピンの天気・気候
フィリピンの気候は熱帯モンスーン気候(ケッペンの気候区分におけるAm)ですが、南北に細長く高低差のある地形であることや季節風や台風の影響により、同じ時期でも天気は地域によって異なります。平均気温は26度Cから27度Cと年間を通じて温かいですが、ルソン島北部の標高の高い地域では10度C以下まで冷えることもあります。また、雨季(6月〜10月)と乾季(11月〜5月)がありますが、雨季だけがある地域、雨季と乾季がはっきり分かれていない地域、年間を通して大量の雨が降る地域などもあり、一概に言い切れません。一般的に雨季になると蒸し暑く、毎日のようにスコールが降ります。また、7月から10月の間は台風の通り道になります。
フィリピンとの国際電話
フィリピンへ国際電話をかける方法については『フィリピン 国際電話かけ方ガイド』をご覧ください。日本からフィリピンにかける場合、フィリピンから日本にかける場合、固定電話でかける場合、携帯電話でかける場合などなど、さまざまなシチュエーションに応じて便利でおトクな国際電話のかけ方をご紹介しています。
フィリピンの交通機関
飛行機
フィリピンは多くの島々からなっているので、飛行機での移動が便利です。各空港間はおよそ2時間程度で行き来でき、料金も安く設定されています。予約・発券は空港の窓口や市内にある航空会社のオフィスで行えます。また、各航空会社のホームページでも予約できますので、予約完了画面を印刷して空港で発券することも可能です。